【最終日】CEATEC JAPAN「あなたの買い物体験が変わる〜未来のLAWSONに向けた取り組み〜」

2018年10月19日(金)が最終日になるCEATEC JAPANに参加してきました。

本日はLAWSONが今後導入していくキャッシュレス決済の取り組みについて聴いてきたので簡単にまとめました。

 

日本の大手コンビニエンスストアフランチャイザーのLAWSONはを知らない人はいないだろう。

LAWSONはコンビニの中でも47都道府県全てに店舗を進出させたり、ナチュラルローソンローソンストア100、グループに成城石井があるなど今日まで右肩上がりで事業を進めてきた。

 

コンビニからすると都心の店舗でいかにご飯のタイミングでレジに並ぶ時間を減らす工夫が求められており、決済の効率化が課題として挙げられていた。

 

社会からの要求が多様化されてきている中で、どうやったらお客さんのニーズに応えれるのかを模索していた。

他にもコンビニが抱える問題として下記が挙げられる。

 

・強みである24時間営業に対して働き手が集まらない

Amazon Goなどのeコマースがリアル店舗として進出してきた(競争環境の変化)

・レジの混雑により収益が下がる

 

「単純に物が買えるだけのお店では競争に勝てない」

 

今後は、お客さんがお店に来る理由を作らなければいけないと考え、新たな体験ができる環境を提供していく必要があり、その基盤を最先端技術を使って構築していくことになる。

そのためにLAWSONは専用のラボ(研究所)を開設して、模擬的な店舗を作りテクノロジーをやイノベーションを取り入れたお店作りの開発をしている。

ラボを導入する以前は会議室で提案をして、試験的に店舗で実践をして、その結果を踏まえて今後どうするのか?を、再び話あっていたが、ラボがある事で「とりあえずラボでやってみよう!」と実証実験までのスピードが格段に上がり、ユーザーへの提供も早くなるメリットがある。

 

現代は、インターネットの波から逃れることできない状態まで進んできた。

 

「店舗は店舗で勝負」
「ネット通販はネット通販で勝負」

 

このような時代はとっくに過ぎてしまっている。

お互いの強みを合わせた新たなビジネスモデルを作っていくことが大事になってきている。

 

バーコード読み取りによるスマホ決済 

LAWSONは現在、下記の関東5店舗でバーコードによるスマホ決済」システムを導入している。

 

TOC大崎店

ゲートシティ大崎

晴海トリトンスクエア店

④フジテレビ店

秋葉原スクエア店

 

これらの店舗でローソンアプリを使うとバーコード決済ができるようになります。

バーコード決済になると、自分のスマホで商品購入を決定するので店員さんが行う「100円が1点〜ピッ」という無駄な接客の時間が解消されることになる。

実際のバーコード決済の様子がわかる動画があります。

youtu.be

 

スマホ決済を超えたゲート決済

さらにローソンはバーコード決済だけではなく、「ゲート決済」にも取り組んでいます。

ゲート決済の場合はバーコードのスマホ決済と同じでレジに並ぶ必要が無くなるのだが、スマホ決済との大きな違いは「バーコードをスキャンすらしなくていい」ことになる。

 

ローソンに入店するときに専用の機会にスマホを当てて、退店するときに商品をゲートに通すだけで決済完了される仕組みになっている。

ゲート決済の解説動画はこちらからご覧いただけます。

youtu.be

 

スマホ決済よりもよりスムーズにお客さんを流す事ができる。

さらにスマホ、ゲート決済の場合はレシートを紙ではなくて電子レシートによってお客さんと継続的な関係を保つことが可能になる。

例えば、僕がここ1週間でLAWSONで買ったものが「唐揚げ弁当・カレーうどん・肉まん」などと、食事の栄養が偏っているとする。

それをAIが判断をして「野菜も摂取した方がいいのでは?野菜スティックの割引クーポンを発行するので是非使ってください」と、メッセージを届けることも可能になる。

もっと言うなら、購入頻度が高い商品を判断して新商品が発売されたときにメッセージを届けることもできる。

このように購入後もお客さんとのコミュニケーションを取るようにしている。

 

在庫状況がお客さんも伝わる

このように電子化にすることでお客さんとのコミュニケーションをより密にすることを目指しているLAWSONは、各店舗の商品の在庫状況までもお客さんが把握できるようにシステムを開発している。

 

今までは「今日のお昼は唐揚げ弁当が食べたい!」と思ったときに実際に店舗に行かないと、在庫があるのか?売り切れてしまっているのか?これが分からない状態だった。

だが、デジタル化をすることによって、「〇〇店は売り切れてるけど、すぐ近くの△△店は売っているな!」と把握する事ができる。無駄な時間をかけずに目当ての商品を購入できるようになる。

 

さらに、商品の値引き情報をお客さんに伝えることもできる。

「〇〇店の唐揚げ弁当は現在30%OFFですよ!」という情報を受け取ったユーザーは、「歩いてスグだから△△店より〇〇店の唐揚げ弁当買おう!」と、お得に商品を購入する事ができる。

店舗側は廃棄が少なくなる。日本の廃棄量は世界から見ても多く、廃棄するために650億円の費用がかかる。かなりコストが高いが、これらのサービスを導入する事で廃棄を少なくできる。

 

3Dセンサーによる導線分析

店舗内に赤外線センサーとカメラを設置して、お客さんの行動をトラッキングできる。

店舗では「客数」を大事にしているが、これは購入した人数だけしか集計できない。

 

それではいつになっても売り上げをアップさせる事ができない。

3Dセンサーによる導線分析をする事で「店舗に入ったけど購入しなかった客」「店の前に何人通って何人が入店したのか?」これら全ての数値が見えることになる。

 

これらの技術を導入後、ヒートマップを見ると店内の混雑時間と混雑する場所が近いので、人の流れが悪くなっている結果が出た。

 

混雑時間:お昼

混雑する場所:おにぎり、弁当コーナー

 

この2つの場所を話すことによって、人がレジの前で溜まることなくスムーズに決済ができると考えて導入している。

実際に講演後、LAWSONに寄ってみたが、確かに配置が変わっていた。

レジ横にはドリンクコーナーがあって、ドリンクコーナーだった場所におにぎり、弁当コーナーに変わっていた。

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これによって、「混んでいるから違う店にしよう....」と、遠ざかっていた客を戻すことに成功して売り上げがアップしている。

今までは「商品陳列棚のAとBを替える」試みを実際の店舗でやって反応を取っていたが、結局、配置は替えない方が売り上げが高いと判断されたとき、また同じ時間をかけて戻さないといけなくなる。

デジタルを取り入れることによって時間の効率化も期待できるようになった。

 

「データを取るのは当たり前!今後リアル店舗はそれが絶対条件になる」

 

(株)ローソンのオープンイノベーションセンター(マネジャー)の谷田氏は強く訴えかけていた。

 

ECの世界(ネット通販)では、ユーザーのデータが全て分かっている。

ネット通販で代表的なAmazonを挙げると、、、

 

①何人がサイトを閲覧しているのか?

②どんなカテゴリーをクリックしているのか?

③どの経路でカートに入れているのか?

④購入したのか?してないのか?

 

ネットではこれらの導線がハッキリと見えるが、リアル店舗の場合は買わなかった人の数値が見えない。

先ほども言ったが、リアル店舗で見えるのは「客数」だけで、購入人数しか把握できない。

 

その取り組みとしてLAWSONは陳列棚をデジタル化にして、店内の状況に合わせて広告を流したり、お客さんがサラダを手に取った瞬間に映像で成分表などの情報を伝える試みをしている。

店内でコンテンツを流す事で、

 

①何人通ったのか?

②ちゃんと商品を見たのか?

③商品を手に取ったのか?

 

リアル店舗で不可能だった事がECサイトの強みを導入することによって、ストロングポイントなり全体の生産性が上がることが期待される。

 

LAWSONのブースの様子はこちらの記事をご覧ください。

 

【CEATEC JAPAN 】LAWSONのキャッシュレス決済体験ブースが大人気だった!