【3日目】CEATEC JAPAN 2018「決済・金融が変わる〜オープン思想で切り開くキャッシュレスの世界〜

2018年10月18日(木)に3日目となるCEATEC JAPAN 2018に行ってきました。

前回、株式会社OrigamiのOrigami Payを実際に使った記事を書きましたが、今回はOrigamiの代表取締役社長である康井氏の講演を聴いてきたので内容をまとめました。

 

「決済・金融が変わる」
〜オープン思想で切り拓くキャッシュレスの世界〜

 

ビジネスモデルは変化している

これからの10年間で金融業界で起こる事と、これまでの20年間、情報通信で起こってきた事は非常に似ている。

昔は情報伝達コストがバカみたいに高かった。

情報をA地点からB地点に動かすとき、昔は切手を買わなければいけなかった。

それが黒電話になり1分で何十円という情報通信をする事が当たり前だった。

 

インターネットのインフラが整ってきた現在は「電話がタダ」「メッセージがタダ」「検索がタダ」なんでもタダの時代になってきた。

この20年間で情報通信にかかるコストは劇的に下がってきている。

 

「メッセージを送るたびに3円取れないじゃないか!」
「手数料の3%をもらえないじゃないか!」

 

本来、そんな手数料をビジネスモデルにしていた人達が反対の声をあげると思うが、もうそんな時代は終わってきている。

 

みなさんご存知のFacebookは、創業当時、無料で使えるサービスを提案したが「こんなのビジネスじゃねーだろ!!」と周りから言われまくっていた。投資家達からも言われていた。

でも、今はどうだろうか?

世界中の誰もが知っている会社になっている。

 

「一体、何が起こったのか?」

 

ビジネスモデルの変化により、当たり前に手数料を取っていた時代からデータを活用したビジネスモデルが登場したことにより、それがここ10年の間で一般的になっている。

今やどんなビジネスでも「データは大事だよね!!」と言われているが、10年、20年前はそんなことは言われてなかったはず。

当たり前のように今を生きているが、確実に昔より変化をしている。

 

そのビジネスモデルの変化が金融にも起ころうとしている。

 

今であれば、決済をするのに手数料が発生するし、銀行送金すると何百円、国際送金すると何千円。ATMで自分のお金を引き出すだけなのに手数料がかかる。

 

お金をA地点からB地点に動かすコストが非常に高すぎる。

 

さらに、日本のキャッシュレス化は先進国の中でもダントツでビリ。

現金社会の日本では、貝殻をポケットに入れて商品と物々交換をしている状況になっている。

 

オフラインでの決済(キャッシュ)を数値にすると140兆円以上が現金でのやり取りがされています。

当然、この140兆円はデータを持っていません。それは1万円札のような「紙」やクレジットカードのような「プラスチック」だからです。

日本はキャッシュを持つことのコストがかかりすぎている現状があります。

造幣局がお金を刷るときにかかるコストは年間で600億、700億かかっていると言われていて、それを流通されるのに2〜3兆円のコストがかかっています。

 

さらに、小売店などであれば現金を持つことで閉め作業や防犯対策に関してのコストもかかってくるので、現金を管理するために現金を使って現金を守ってくれる人やサービスを導入することになっています。無駄な投資ですよね。

これでは現金を持つことのデメリットが多すぎます。

 

大事なのはインターネットなのか否か?

 

お金を動かすのはなく、データを動かせる時代になっている。

データを動かすことによって、小売店などは顧客との接点を作る事ができる。

 

Origami Payによる顧客接点の記事はコチラ→Origami Payと顧客接点

 

ここでも簡単に触れるが、現金のやり取りになってしまうとお客さんに対して何がアプローチできるのか?と、問われた時にメルマガやDM、次回利用してもらうクーポンと答えるが、現状これらのパフォーマンスはかなり下がってきている。

 

ここから少し自分の話をします。

今の時代どこのお店でも帰り際に言われるセリフがある。

 

店:「これ次回使えるクーポンなので是非使ってください!」

俺:「あ、ども。」

・テクテクテク....

俺「あ!ゴミ箱あった。ポイ」

 

 

店側の都合からしたら、2回目、3回目来てもらうことを願って割引クーポンを配布しているんだと思うんだけど、俺が毎回思うことは、、、

 

「あのさ、次来た時に今日これ使えますよ!ってクーポン渡してこいよ!」

「逆の立場で考えて欲しいんだけど、次いつ行くか決めてないのに会計後に貰ったクーポンを大事にしまってると思う?」

 

って、めっちゃ捻くれて考えてしまう。

 

だって、どうせ"割引き"するなら来てくれた時に店側から「あ!また来てくれたんですね!あざす!これクーポン使うと半額なりますよ!」って言われた方が嬉しくね?

その日の会計半額でしょ?次回半額より当日半額の方が嬉しいし、より印象に残るよね?

 

「でも、、そのお客さんが初回か2回目か3回目かって分からなくね?」
「回数に応じてクーポン配布ってお客さんを覚えないといけないじゃん」

 

そう考えてしまうことの問題点を挙げるとするなら、、、

 

現金だから

 

現金なんて石や枝と同じ。

その1万円札には何のデータも入っていない。ただの紙切れ。

 

(株)Origamiはココに目をつけて、Origami Payで「決済+顧客接点」を可能にした。

 

・メルマガで得られる顧客の「メールアドレス」

・ポイントカードやDMで得られる「住所」

 

これらから得られる顧客情報を遥かに超えたデータを取ることができる。

Origami Payは決済手段だけではなく、デジタルマーケティングの要素を含めていることが店舗側がOrigami Payを取り入れるベネフィットがあると思う。

 

Origami Payはインバウンドに強い

 

海外から日本に旅行に来る外国人はとても多い。

中国を例に挙げると、中国はほとんどの人がORコード(スマホ決済)になっている。

僕もラーメン屋で接客をした時に中国人の方がスマホQRコードを見せてきて「コレ、使える?」と聞いてきた事があった。

「使えない!ごめん」と言うと、嫌な顔をして現金を出して来た。

 

それに対して僕が「何だこの客、態度悪いな...」と思うのではなく、キャッシュレスに対応してない日本がgmすぎるという恥ずかしさを強く感じた。

 

Origami Payは中国最大規模の決済サービスを誇るアリペイ(アリババグループ)と業務提携をしていることから、海外旅行者が日本でQRコード決済をする事ができるようになる。

 

日本人が中国に行っても同じ。OrigamiPayで支払う事ができる。

わざわざ現金を持ち歩く必要がない。

 

 

今後も(株)Origamiは事業規模を拡大していくことだろう。